大学院生活振り返り

B4(2018)

学部時代はBitVisorを拡張してハニーポットを作る研究をしていた。
精神的にはうつ状態と社交不安障害で参っていたが、とにかく開発やリサーチが楽しくて全く苦ではなかった。
ただ誰も助けてくれない環境だったので自分で強くなるしかなかった。
先の見えない研究は大変だった。

大学院1年(2019)

密かに思いついていた高速なVMIが行えるサンドボックスを未踏に応募しつつ、研究テーマを指導教官からもらいLLVMを触っていた。
大学院生活初の研究室内発表当日に未踏採択が決定し、研究テーマをぶん投げてサンドボックス制作に従事することにした。

未踏時代の振り返りは、色々な人に恵まれてスパクリまでたどり着くことができて、僕の力はそのうちの50%というところだった。
とにかく大学院1年は未踏で終わってしまった。
未踏にコミットしなければならない & プレッシャーが酷く(個人的な勘ぐりですが)、全力のパフォーマンスは出すことができなかった。
実際にミーティングを休むことや、重大なインシデントが発生してしまったりなどてんやわんやしていた。

私生活ではパーティやイベントなど何もかも参加せずに、自己嫌悪に苛まれながらコードを書いていた。
また、双極性障害(躁うつ病、双極症)が発覚し、絶望の中でリサーチとコーディングをしていた。

しかし、無事、成果報告会をクリアし、朝寝坊などもありつつも、未踏スーパークリエータの称号を得ることができた。

休学(2020)

双極性障害があまりにも酷く、まともに社会生活が送れないため休学をすることを決意した。
酷いというのは、精神のコントロールが一切聞かず、まったく動けない状態と、ありえないくらい活動的な状態をスイングしていた。
そんな中でコロナ渦に巻き込まれさらに精神状態がひどくなった。

休学期間中はろくなことをしていなかった気がする。
本当にろくでもないので、知りたい人には個別に教えたいと思います。

ただ、投薬治療がうまくいき数ヶ月に一回のムードスウィングで落ち着くようになった。
とはいえ、リクルーティングされた会社でもほとんど出社しないなど、不義理を働いてしまった。

就活はゆるりと進めていた。
いくつかの会社から内定をもらい、某JTBCに内定が決まったが、それを反故にし、別の会社に決めた。(2021年秋)

大学院2年(2021)

研究テーマは現実的な路線として未踏のテーマを引き継ぐことにした。
本当は他にやりたいことが有り持ち込みをしたのだが、共同研究のしがらみでなしになった。
未踏のテーマを論文化して発表化するのみだったが、それもうまく行かず、ComSysで発表するのみになってしまった。
研究にコントリビュートしてくれた方には本当に申し訳ない。
ただいいわけではないが、入院期間などがあり、まともにコードを書くこともままならなかった期間があり、それが年末に重なってしまい自分でもどうしたらいいのかわからなかった。

アルバイトでは、日本を狙う脅威についてリサーチをしたり、R&Dをしたりした。

総括

1年ビハインドをつけたが、精神疾患の治療には有効であったと考えている。(現在はムードスウィングは4ヶ月に一回程度になっているし、よほどが重ならない限り軽くおさまる)
また興味関心のあるDBI、VMM、情報セキュリティ、マルウェア解析などにある程度明るくなることができてよかったと思う。